「ぼくの体はbijiでできている」と言ったのは、「きんりん」十号で紹介した「花すけ」の高橋健治郎さんである。 花屋さんたるもの、冬の凍える水にも、夏の頻繁な水替えにも負けぬ丈夫な体をもって、いつも大らかに笑っていなければならない。この彼をつくる、美味しくて栄養バランスも申し分なく、飽きがこず値段もリーズナブルな理想の食堂がbijiというわけだ。 bijiのふたり アジアン・エスニック食堂のbijiが学芸大学駅にオープンしたのは二十年程前の二〇〇二年だった。「きんりん」一号で紹介した古書店流浪堂と同年の出発である。bijiは学芸大学の東口商店街を直進し、商店街の左右に一般住宅が混じりはじめる所に…
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